成功する起業家の共通点とは?シリコンバレーの日本人拠点を作ったプロがサポート【余田幸雄サポーター】
「1on1インタビュー」とは、川崎市にある起業家支援拠点・K-NICで起業や経営に関する相談対応を行っているサポーターのプロフィールをインタビュー形式で掘り下げ、各サポーターが強みとする支援内容についてご紹介するシリーズ。
第8回目となる今回は、余田幸雄さんです。
サポーター
余田幸雄
通産省(現経済産業省)に入省後、ベンチャー育成や基盤技術研究開発制度関連の業務を担当。1997年からはJETROサンフランシスコ所長として、日本人向けのインキュベーション拠点づくりに従事する。京セラ株式会社ではM&AやCVC事業にも携わった。豊富な経験をもとにタスク・ヨダを創設。経営コンサルタントとし、様々な分野のベンチャー起業家を支援している。
https://www.k-nic.jp/wp202410/supportor/1415/
1on1インタビュー
Q.どのような起業支援をしてきましたか?
A.シリコンバレーで日本人向けの拠点づくり、研究開発型ベンチャーの育成、M&AやCVCなどでの投資経験を活かして、あらゆるフェーズ・分野の起業家を支援してきました。これからの日本には、様々な分野で新たな仕事を始める起業家が必要だと考えているので、K-NICでは事業内容や国内・海外進出を問わず、幅広い起業支援を行っています。
Q.日本のスタートアップが海外進出をするうえで欠かせないことは?
A.私がシリコンバレーで最初に教えてもらったことは「インテグリティ(誠実)」の大切さです。エコシステム(※)は、起業家の誠実さを認められてこそ、失敗してもチャンスをもらえるところです。そのため、技術的な説明よりも起業家のフィロソフィー、ミッションを明確に伝える力が必要です。起業家としての人柄や誠実さが、海外で信用と信頼を得る重要なカギだと思います。
(※)エコシステム…スタートアップの苗床。起業家が集まり、成功した起業家が次の世代を育てるサイクルが活発に行われている。シリコンバレーは発祥地といわれ、40年以上の歴史を持つ。
Q.起業支援をするうえで大切にしていることを教えてください。
A.起業家の視野を広げることです。一つの分野で研鑽してきた研究者は、専門外の分野と技術をどのようにつなげることができるか、意外と見えていません。私はその視野を広げ、育ててきた技術が社会にどう役立つかを共に考え、技術を言語化するお手伝いをしています。起業に迷い悩み、自分でなかなか答えが出せないなら、誰かに話してみるのも手です。きっとヒントが得られます。どのような事業の方でも、一度ご相談ください。
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