Genomically Humanized Mouse Models: Generation and Application in Biomedical Research
医薬品開発パイプラインの成功は、基礎研究および前臨床研究の成功に左右されます。新しい分子生物学的ゲノム改変技術の出現によって、従来の方法よりも迅速かつ安価にマウスの生殖細胞系に遺伝子変異を導入することが可能になりました。
また、ウイルスベクターを用いた体細胞への移植や、siRNAやアンチセンスオリゴヌクレオチド(ASO)による遺伝子発現操作の開発、利用が急速に進み、ゲノミクスやシステムバイオロジャーの発展がより一層進んでいます。こうした技術の進歩などにより、ゲノム解読のコスト削減によって疾患に関連する変異を迅速に推定する事が可能となり、ヒト疾患のモデルマウスを従来よりも早く効率的にご提供出来るようになりました。
今回のWebセミナーでは遺伝子変異マウスについて情報提供をさせて頂き、遺伝子変異マウスの活用事例(創薬への応用等)などにつきましても、参加者の方々との意見交換をさせて頂きたいと考えております。
日時:2022年4月14日(木)14:00~15:00
所要時間:1時間
【セミナー内容】:TurboKnockout®とは?
原理
TurboKnockout® VS CRISPR/Cas9
TurboKnockout® VS TurboKnockout® Pro
TurboKnockout® Proのメリット
希少疾患ヒト化マウスモデルへの応用
応用実績
Gene Cell Therapy(GCT)創薬におけるゲノムヒト化マウスモデル
なぜヒト化マウスモデル
希少疾患の為次世代ヒト化マウス開発プログラム
【講師】:
Dr. Marvin Yingbin Ouyang
サイヤジェン株式会社 取締役副社長兼研究開発統括職
職歴:米国Oklahoma Medical Research Foundation、Thios Pharmaceuticals
シニアサイエンティス、Taconic Biosciences分子生物学部門のグループリーダー等を経て、サイヤジェン社に入社。
過去20年以上にわたり、数千を超えるトランスジェニックマウスや遺伝子ノックアウト/ノックインマウス、ラットモデルの研究開発業務に従事。
文献:PNASやJBCなどの各種科学雑誌に掲載実績多数。
代表論文:
1: Chen Y, Zhang J, Hwang KK, Bouton-Verville H, Xia SM, Newman A, Ouyang YB, Haynes BF, and Verkoczy L: Common Tolerance Mechanisms, but Distinct Cross-Reactivities Associated with gp41 and Lipids, Limit Production of HIV-1 Broad Neutralizing Antibodies 2F5 and 4E10. J Immunol. 191:1260-1275, 2013
2: Moumné L, Campbell K, Howland D, Ouyang Y, and Bates GP: Genetic knock-down of HDAC3 does not modify disease-related phenotypes in a mouse model of Huntington's disease. PLoS One. 2012;7(2):e31080, 2012
著書・レビュー
1: Zhou PK, and Ouyang YB: Transcription and posttranscriptional processing. IN Biochemistry and Molecular Biology (ZX Sun ed.) People’s Military Medicine Publishing House, Beijing, pp 196-211, 1995
2: Ouyang YB: Multidrug resistance gene probes and their application in molecular epidemiology. IN Gene Probes and Their Clinical Applications (WM Lin ed.) People’s Health Publishing House, Beijing, PP 313-317, 1993
サイヤジェン株式会社
弊社はGCT医薬品開発における基礎研究、前臨床研究の2つのステージにおいて、in vitroおよびin vivo研究用モデルマウスサービスをワンストップで提供しています。
15年以上にわたって遺伝子編集細胞や動物モデルの確立に取り組んで参りました。経験豊富な専門家チームと成熟した技術プラットフォームを有し、世界数十の国や地域の顧客からの信頼度が高く、現在でも遺伝子改変マウスの作成において、世界でも有数のシェアを有しております。また、標的遺伝子の発現を制御する細胞モデルや動物モデルをお客様に提供するのみでなく、それらのモデルを使用する事により機能検証、病理学的解析などの解析サービスをご提供する事も可能でございます。
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